生物多様性

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近年、環境問題の分野では、気候変動とともに生物多様性への関心が高まっています。水、空気、動植物、鉱物などの自然資本は生物多様性によって支えられていますが、経済活動が地球温暖化、資源の枯渇、生態系の破壊、生物種の絶滅などを促し、生物多様性を消滅させるといった状況は絶対に避けなければなりません。これまで当社では、生産における省エネ、CO₂や汚染物質の排出削減、廃棄物削減やリサイクルの促進、製品中の有害物質の含有量低減などを通して生物多様性の損失を防ぐ活動を進めてきましたが、サステナブルな社会の実現を目指していく中で生物多様性保全に関する取り組みを促進していくこととしました。

考え方・方針

当社は、企業理念およびサステナビリティ方針のもと、生物多様性に配慮した事業活動を推進します。
当社の事業活動が生態系に与える影響を最小限にとどめるよう努め、地域と連携しながら環境保全活動や自然保護活動といった社会貢献活動を主体的に進めます。
また、生物多様性保全の取り組みを強化するため、2023年12月に「生物多様性行動指針」を策定し、2024年1月には「経団連生物多様性宣言・行動指針」へ賛同するとともに「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」にも参画いたしました。
今後も、人と地球上のあらゆる生物が共生する環境を維持していくために、地域と一体となった生物多様性保全活動を計画・推進してまいります。

生物多様性行動指針

  1. バリューチェーン全体を通して、当社の事業活動が生物多様性に及ぼす影響を把握し、その影響を最小限に抑えることに継続的に取り組みます。
  2. レスポンシブル・ケア活動を通じて、社員一人ひとりの生物多様性に対する意識向上に努めます。
  3. 社会や地域の皆さまから高い評価が得られるよう、生物多様性保全に寄与する社会貢献活動を継続していきます。
  4. 以上の取り組みを積極的に開示し、ステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを深めます。

各事業所における生物多様性保全の取り組み

地域の清掃活動

当社では、事業所近隣の市街清掃および海岸やダム周辺の清掃を行っています。
福島第一工場では、工場周辺の清掃活動を毎月実施しています。工場対面の商業施設利用者や地域住民の方々に快適にご利用いただいています。
福島第二工場では、さくら湖流域協働ネットワーク主催の「さくらの里クリーンアップ作戦(三春ダム周辺コース)」に参加しています。
愛知工場では、明るい社会づくり運動武豊主催の「水辺クリーンアップ大作戦」に参加しています。
本社・研究では、本社周辺の清掃活動を毎月実施しており、地域の皆さまとのコミュニケーションの場にもなっています。

福島第一工場

工場周辺の清掃活動(福島第一工場)

福島第二工場

さくらの里クリーンアップ作戦(福島第二工場)

福島第一工場

水辺クリーンアップ大作戦(愛知工場)

福島第二工場

本社周辺の清掃活動(本社・研究)

森林保全活動

徳山工場では、1997年より周南地区で行われている「まちと森と水の交流会」(森林保全活動)に毎年参加し、この活動を通して森林の持つ水源かん養機能や地球温暖化防止機能について学んでいます。今後も地域社会の一員として森林保全活動を推進し、生態系の維持に努めてまいります。

福島第一工場

森林保全活動(徳山工場)

福島第二工場

まちと森と水の交流会(徳山工場)